Visaulizer TETSU-LAW 半生記「人生の音」本体
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Visaulizer TETSU-LAW 半生記「人生の音」本体
定価 本体 1,800円+税
/////レビュー/////
///// 「40代男性」///// 読んでいる時間は、まさに自分を省みる時間だった。まったく違う人生を歩んでいるはずなのに、自分の葛藤や思いや境地が、なぜかオーバーラップするような感じが何度も起きてきた。 一つ目の視点は、てつろうという人間に意識が向き、二つ目の視点は、自分に意識が向く時間だったのだけど、それを重ね合わせてみると、一人一人はみんな違う個性を生きていると共に、同時にみんな同じ人間であり人生という物語で違うようで同じ体験をしているんだなって、そんな感じがしてる。 みんな繋がっていて、出会いは必然で、そこに味わいたいと願った人生が用意されている。でもそれは瞬間瞬間で見たらそうは思えないことの連続で。 こうして本にしたり、誰かに語りわかちあうことで、繋がりや必然性や願う人生を生きていることに氣づくことが出来るのだとしたら、やっぱり書き記すことや語り合うこと、それを読んだり聴いたりすることって、本当に尊い時間だなって。
/////20代女性////// この言い方はほんの少し傲慢に聞こえるかもしれないけれど、シンプルに「想像以上に濃い内容」でした。 それは、彼の人生が濃いものなのか、はたまた 私の人生や他の人の人生も振り返ってみれば一冊の本になるかのように劇的なのでしょうか。
いずれにせよ 一人のヒトの人生を、自己対話を、こんなにも鮮明に節々まで知ることが出来てとても面白かったです。著者の繊細さを形作る幼少の体験と、そこから生まれる「どうして僕は生きているんだろう」という、答えを出すには膨大な時間を要する漠然とした問いに対してひたすら自己と向き合い続ける彼の心情に、私は文字を追いながら涙したり、はらはらしたり、どきどきしたり。
普段ならば、さらっと読んでしまうその1ページを、ゆっくりと噛み締めるように、味わうように時間をかけて読んでいました。そしたら完読後、なんとも言えない虚無感と爽快感がミックスしたようなザラついた感覚が押し寄せてきました。それはきっと、TETSU-LAWさんの埋めようのない孤独感や寂しさ、ポツンと開いてしまった心の穴への心配なのか同情なのか、ふわっとしていて、少なからず影を感じさせる不思議な気持ち。それから、過去の記憶と対峙し、現在の自分自身を奮い立たせようと懸命に足掻く姿から勇気をもらったことによる感覚なのだと思います。
単調な毎日にただ流される様に生きていたり、気持ちを誤魔化しながら自分自身の音を見逃していたり。そんな人はきっと大勢いるでしょう。
きっと私もそのひとりです。TETSU-LAWさんの体験記を通して、今一度、私自身が大切にしていること、 そして大切にしたいことはなんだっただろうかと振り返りたくなりました。「あなたにもあなただけの音がちゃんと聞こえる」 本の締め括りに添えられた一言。本を読みながら、自分の心に耳を澄ませることの大切さを学ぶことが出来たと思います。自分の心が発する音に、もう少しばかり意識を傾けてみようと、背中を押された気がします。そしてそれはこれからの日常においてなにより自分を見失わないために欠かせない、とても大切なことなのだと、この本を通して改めて気づかせてもらいました。
/////「40代男性」///// とても良かった。なぜいまここに至ったのかよく分かりました。本当に表紙のイラストのごとく上がったり下がったり…でもその線の先を見ると右上を向いてるんですよね、暗示的。おそらく「共に」がキーワードであるとは思うのですが、それは他者はもちろん、自身と共に、なのでは?とぼくは解釈しました。つまり自己一致、I am that I am、私は私、確固とした自分、統合された自分でさらに進んでゆく意志表明にも感じられたり。読み手の心にも「共に」が立ち上りますね〜、やられました。
「人生の音」要約